


やちむんの買付けで久しぶりに沖縄に来ています🛫今回も読谷村・北窯の松田親方、宮城親方の素晴らしい器を仕入れることができました。
現在、北窯と直接取引している卸業者は全国でわずか10社。
新規取引は基本的に受け付けていない狭き門です。
実は6年前、無謀にも飛び込みで取引をお願いしたことがあり、一度は断られましたが、その夜泊まったやんばるの民宿「海山木」で、女将さんが私の母に雰囲気が似ていたので出身を尋ねると、なんと母と同じ宮古島出身、しかも珍しい「来間」という旧姓まで一致!
これは遠い親戚に違いないと話が弾み、やちむんの買付けに来たけど残念ながら断られたことを話すと、女将さんが宮城親方の奥様と親しいことが分かり、翌日泡盛を持参して再訪。
そして無事に取引が叶いました。あきらめずに行動すること、そしてご縁を大切にすることは大事なんだなと思い出しています😊



松田親方の作品は、沖縄の伝統を受け継いだ力強い模様が印象的。古き良きやちむんの美しさを丁寧に守り続けています。一方、宮城親方の器は、毎年異なる色合いで驚かせてくれます。その日のインスピレーションで自由に作っているようです。
お二人の親方それぞれの個性が光るやちむんは、7月中にMALTO高円寺店とオンラインストアにてお披露目予定です。どうぞ楽しみにお待ちください。
久しぶりの沖縄の北谷(チャタン)へ

やちむんの里を後にし、午後にはアメリカの基地近く、海岸沿いに広がる北谷(ちゃたん)の町へと向かいました。
メキシコを思わせるようなカラフルな建物が並び、まるで異国に迷い込んだかのような不思議な感覚に包まれます。
かつてはアメリカ人向けの大型サイズの衣料品店やステーキハウスが中心だった北谷も、近年では日本人観光客や若い世代を意識した、おしゃれなカフェやレストランが続々とオープンしているようです。


今回訪れたのは「ZHYVAGO COFFEE ROASTERY」
カプチーノは沖縄のミルクで作ってくれたのですが、すごく濃厚で美味しかったです。
雰囲気もおしゃれでバーも併設されていてクラフトビールやタコスも楽しめます。
2時間くらいパソコン仕事をしながらまったりと過ごし、日が暮れ始めて涼しくなってきてからビーチを散歩。
砂浜でビーチバレーやバーベキューを楽しんでいる人々や、一人空手の稽古をしてる人がいたり、賑わってます。
ちょっと海岸沿いを歩くとなんとも可愛いスポットが

猫の道と呼ばれる海岸沿いの散歩コースです。
最後に、松田親方がよく口にされる心に響く言葉があります。
「僕はまだまだ修行中の若造。やきものの本当の姿が見えてくるのは、70歳を過ぎてから。だから、70歳になってやっと一人前になれる。やきものは人生と同じだよ。」
信念と責任を持って仕事に向き合う人の言葉は深く、自分はどうなんだろうとハッとされることがあります。
親方達にはお会いするたびに、多くの学びをいただいています。多くのお弟子さん達に慕われている理由が分かります。
次回のやちむん北窯の窯出しと買い付けは、2026年9月を予定しています。
また素敵な出会いがありますように♪