読谷焼 北窯のやちむんのうつわ(宮城正享,松田共司)

日々のこと&お知らせ

こんにちは MALTOスタッフやすむらです。 

3月末の窯出しされた新作のやちむんのうつわをオンラインショップにアップしています。東京高円寺の実店舗でもオンラインの掲載していないうつわがたくさんございますので、お近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。

やちむんとは、沖縄の方言で「焼き物」のこと。
おおらかで大胆な色付けや、温かみのある赤土を使った、ぽってりと厚みのある形状から、自然のパワーを感じます。沖縄独自の文化の中で育まれた陽気さや明るさが表されているようなやちむんは、食卓でも独特の存在感があります。

やちむん 沖縄 宮城正享 呉須唐草 7寸深皿 読谷村北窯 青

作家 宮城正享さん

1950年 沖縄県那覇市に生まれる。 75年読谷山焼 山田真萬(やまだしんまん)氏に師事 90年與那原正守、松田米司、松田共司と共に「北窯」を開いて独立。親方の一人となる。2011年  読谷山焼北窯として倉敷民藝館賞を受賞する。

やちむん 沖縄 松田共司 7.5寸大皿 読谷村北窯 一点物

作家 松田共司さん

1954年読谷生まれ。74年首里の石嶺窯で作陶に従事。80年読谷山焼、大嶺實清氏に師事。 90年與那原正守、宮城正亨、兄の松田米司と共に「北窯」を開いて独立。親方の一人となる。

やちむん 宮城正享 いっちん 8寸ワンブー大皿 読谷村北窯 一点物 深海 蛇の目なし

やちむん 沖縄 宮城正享 豆皿A 青 点打ち 読谷村北窯 小皿

やちむん 沖縄 宮城正享 飯碗 茶碗 青 読谷村北窯 一点物

以前は年に4回窯出しが行われていた読谷山焼 北窯のうつわですが、現在は窯の老朽化や弟子の独立により 現在その回数は年に1回のみの貴重なものに。4人の親方が集まり、共同運営している窯は世界からも注目を集める読谷の人気窯元です。

沖縄県内で最大とされる登り窯「北窯」は、1992年に4人の陶芸家が立ち上げた13連房の大窯。登り窯とは、傾斜を利用し階段状に焼成室を築いた窯の一種で、最前部で火を焚き、下から順に焼き上げていきます。

この「北窯」には以前は年4回火が入り、昼夜問わず職人たちが交代で見守る中、4日間火を焚き続けるそうです。力強い炎で焼かれた器は、土の質感や温もりを感じさせます。


やすむら