ジェームズ王の時代に
「ジャコビアン」の名は、ジェームズ1世のラテン語名「ヤコブス(Jacobus)」に由来します。1603年、スコットランド王ジェームズ6世がイングランドの王位を継ぎ、ふたつの王国の王冠をはじめてひとりで戴きました。
その治世からチャールズ1世、共和制の時代を経て、1660年の王政復古でチャールズ2世が即位するまで。17世紀のイギリスで育まれた家具や建築の様式を、ジャコビアン様式と呼びます。
1603年に即位したジェームズ1世の時代から、王政復古のチャールズ2世の時代へ。17世紀のイギリスで育まれたジャコビアン様式は、どっしりとしたオークのつくりと、ろくろで削り出した脚の装飾が魅力です。球根のようなバルボスレッグ、糸巻きを連ねたボビンレッグ、ねじり飴のようなバーリーツイスト。その意匠を受け継いだゲートレッグテーブルやサイドテーブル、燭台を、イギリスとフランスで買い付けて集めました。
天板を広げれば来客を囲む一卓に、畳めば壁際にすっと収まるテーブル。窓辺に並べたツイストの燭台。長い時間をかけて艶を増した木肌が、部屋に落ち着いた重みを添えてくれます。
20商品を表示
広げれば幅150cmの楕円、畳めば幅51cmになる大きな卓。
1万円以上のお買い上げで送料無料。どれも一点ものです
17世紀の意匠は、ヴィクトリア時代やエドワード時代の家具にも受け継がれました。同じろくろ脚を、ほかの時代の家具にも探してみてください。
17世紀のイギリスで、王の名を冠して生まれたジャコビアン様式。どっしりとしたオークのつくりと、ろくろで削り出した脚の意匠が、今も多くの家具に受け継がれています。そのなりたちと見分け方を、maltoが買い付けてきたアンティークとともにご紹介します。
「ジャコビアン」の名は、ジェームズ1世のラテン語名「ヤコブス(Jacobus)」に由来します。1603年、スコットランド王ジェームズ6世がイングランドの王位を継ぎ、ふたつの王国の王冠をはじめてひとりで戴きました。
その治世からチャールズ1世、共和制の時代を経て、1660年の王政復古でチャールズ2世が即位するまで。17世紀のイギリスで育まれた家具や建築の様式を、ジャコビアン様式と呼びます。
ジャコビアンの家具は、イギリスで手に入るオークで作られました。直線的で大ぶりなフレームを、木の楔とほぞ継ぎでしっかりと組み、正面や側面のパネルには植物の浮き彫りが施されます。
時代が進むにつれ装飾は豊かになり、象嵌細工や、座面や背に布や革を張った椅子も作られるようになりました。マホガニーが広く使われるようになるのは、次の18世紀のことです。
テーブルの脚や柱にふくらむ、球根のような飾り。バルボスレッグと呼ばれ、エリザベス1世の時代に流行しはじめました。彫刻の形からパイナップルレッグ、メロンレッグと呼ばれることもあります。
ジャコビアンの時代になると、形はほっそりとした花瓶のような姿へと変わっていきます。19世紀以降のリバイバル家具にもよく使われ、ドローリーフテーブルやダイニングチェアの脚にその面影が見られます。
木材を回しながら刃物を当てて削り出す挽き物(ろくろ)の技も、この時代の家具を特徴づけます。糸巻きを連ねたようなボビンレッグ、螺旋を描くツイストレッグ、キッチンチェアに多いスピンドル。日本ではまとめて「ろくろ脚」とも呼ばれます。
機械のない時代、職人の手と簡素な仕掛けだけで、ひとつずつ形が生み出されていきました。
1660年の王政復古のあと、宮廷には大陸の華やかな趣味が戻ってきます。この後期ジャコビアンはカロリアン様式とも呼ばれ、ねじり飴のようなバーリーツイストが脚や貫を飾るようになりました。
脚を門のように開いて垂れ板を支えるゲートレッグテーブルが広まったのも、この頃です。畳めば壁際に、広げれば食卓に。暮らしに合わせて姿を変える、今も使いやすいかたちです。
17世紀そのままの家具は、いまでは博物館に収まるほど貴重なものです。maltoでご紹介している品の多くは、19世紀末から1930年代にかけてイギリスやフランスで作られたジャコビアン・リバイバルの家具や小物です。
古い意匠を受け継ぎながら、当時の暮らしに合わせて少し軽やかに作られたものも多く、現代の部屋にもなじみます。ツイストの燭台をひと組、窓辺に置くところから始めてみてください。
店主が現地で、一点ずつ選んでいます
フランス・イギリスを中心に、蚤の市やマーケットを一軒ずつ巡って買い付けています。買付けの様子や日々の入荷は、Instagramでいち早くご紹介。写真をタップするとInstagramに移動します。
フォロワー1.4万人。日々の入荷を写真でお届けしています
知るほど楽しい、ヨーロッパアンティークの小さな話。
一般的に、製造から100年以上経ったものが「アンティーク」、それ未満(おおよそ20〜99年)のものが「ヴィンテージ」と呼ばれます。1930年のアメリカ通商関税法で「製造から100年以上の物品」が美術品として関税免除の対象になったことが、この線引きの由来です。maltoでは両方を取り扱っており、商品ページに年代の目安を記載しています。詳しくはコラムへ →
「ホールマーク」と呼ばれる公的な品質保証の刻印です。純度を示すライオン(=純度92.5%のスターリングシルバー)、検定所のマーク(錨=バーミンガム、豹の頭=ロンドンなど)、製造年を表すアルファベット、作り手のイニシャルが刻まれており、いつ・どこで・誰が作ったかが読み解けます。100年以上前の職人の記録がそのまま残っているのは、アンティークシルバーならではの魅力です。シルバーのアンティークを見る →
ヴィクトリア時代のイギリスで大流行した「スタッフォードシャードッグ」です。暖炉の上(マントルピース)に左右対で飾るのが習わしで、家庭を見守る存在として愛されました。当時は結婚祝いの定番でもあり、今もペアで残っているものは貴重です。動物モチーフのアンティークを見る →
フランス語の「マルシェ・オ・ピュス(Marché aux Puces=蚤の市場)」の直訳です。古い布製品に蚤がついていたから…という説が有名。パリ郊外のクリニャンクールの蚤の市は世界最大級で、maltoの買付けでも定番の仕入れ先のひとつです。現地で店主が一点ずつ手に取って選んだものだけが、海を渡って高円寺に届きます。
基本的には大丈夫です。中性洗剤とやわらかいスポンジでの手洗いがおすすめで、食洗機・電子レンジ・急激な温度変化は避けてください。金彩のあるものは特にやさしく。100年使われてきた器は、丁寧に扱えばこれから先も長く使い続けられます。アンティーク食器を見る →
1920年創業のイギリスの家具メーカーです。蒸気で木を曲げる「曲げ木」の技術を活かした、軽やかで丈夫な椅子で知られています。シンプルで無駄のないデザインは北欧家具とも日本の住まいとも相性が良く、ヴィンテージ市場でも高い人気を保っています。maltoでも買付けのたびに椅子やテーブルを仕入れています。アンティークの椅子を見る →
オンラインストアでは、現地で買い付けたアンティークをほぼ毎日、新着として更新しています。一点物のアンティークは、同じものが二つとない一期一会の出会い。「気になっていたあの一点」は、次に訪れたときにはもう旅立っているかもしれません。だからこそ、朝と夕でも並ぶ商品が変わるほど、いつ覗いても新しい発見があるよう、毎日丁寧に商品をお並べしています。お気に入りを見つけたら、どうぞそのタイミングでお迎えください。
maltoは、イギリス・フランスの現地マーケットから中間業者を通さず直接買い付け。何段階もの中間マージンがかからないぶん、同じアンティークをお求めやすい価格でお届けできます。

年に数回の買い付けで仕入れたアンティークは、東京の店舗と埼玉の倉庫で1000点以上を管理。その中から順番に、毎日オンラインストアへと並んでいきます。
高円寺の商店街にある築100年以上の古民家に、アンティークショップmaltoはあります。実店舗ではオンラインショップに掲載していないアンティークの販売もしております。毎週倉庫より品物の補充をし、訪れる度にお客様に楽しんでいただけるお店作りに励んでおります。アンティークのお取り寄せやお取り置き、レンタルその他ご質問はメールまたはLINEよりお問い合わせください。
ご質問がございましたら、下記のフォームにご記入の上、送信してください。