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【ナタリーレテについて】

アトリエのナタリー・レテ
写真:studio journal knock | https://knockmag.com/portfolio/nathalie-lete/

空想の世界を、暮らしの中へ

パリを拠点に活動するアーティスト、Nathalie Lété ナタリー・レテ。1964年生まれ。
イラストレーション、陶器、テキスタイル、絵画……。ひとつの技法にとどまらず、素材を自由に行き来しながら、彼女だけの物語を描き続けています。

中国人の父とドイツ人の母。ふたつのルーツに息づく民芸やフォークアートが、ナタリーの創作の土台です。
色鮮やかで素朴、詩情にあふれ、ときにちょっぴり奇妙。可愛らしさの奥に、ふとした謎めきが潜んでいる。それが彼女の作品の不思議な魅力です。

占い師のひと言から始まった物語

幼いころの夢は、客室乗務員になって世界中を旅すること。
そんな彼女が美術の道へ進んだのは、18歳のとき、ある占い師にアーティストとしての成功を予言されたのがきっかけだったそう。その言葉を素直に信じてアートスクールへ。人生の扉は、思いがけないところで開くものですね。

卒業後は友人マチアス・ロベールとのユニット Mathias & Nathalie で、約10年にわたり広告やショーウィンドウのビジュアルを手がけました。

ナタリー・レテの作品
写真:Nathalie Lete|LAND - note https://note.com/landtokyo/n/nb53594867847

娘のために描いた絵が、世界へ

結婚、出産を経てユニットを離れ、ひとりで歩きはじめたナタリー。最初は思うように筆が進まない日々が続いたといいます。
転機になったのは、生まれたばかりの長女アンジェルの存在でした。娘に贈りたいと思っていた、自分が子どもの頃に遊んだおもちゃたち。ゆりかごを揺らしながら、それらを一枚、また一枚と描くうちに、少しずつ自信がよみがえっていきました。

ナタリー・レテと娘のアンジェル
《 ナタリーと娘のアンジェル。大きくなったアンジェルは、今ではナタリーのアシスタントに。 》

やがて学生時代の友人が勤めるCHANELとのコラボレーションをきっかけに、日本のH.P.FRANCE、ANTHROPOLOGIE、GODIVAなど、世界中のブランドから声がかかるようになりました。

ひとつひとつに、まっすぐに

どんなに忙しくなっても、制作の工程はすべて自らの手で。自分の作品で誰かが喜んでくれるか、いつも気にかけているという完璧主義の作り手です。
ひとりっ子だった少女時代、自分でお話をつくり、絵を描き、人形をこしらえて遊んでいたナタリー。動物、きのこ、花、森の住人たち。いま彼女が描くモチーフには、あのころの空想の世界がそのまま息づいています。

maltoとナタリー・レテ

器を手に取ったとき、ふっと頬がゆるむ。いつもの食卓に、小さな物語がひとつ加わる。
maltoでは、そんなナタリー・レテの器や雑貨をセレクトしてお届けしています。家族を想う気持ちから生まれた、愛情たっぷりの作品たちを、どうぞゆっくりご覧ください。