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益子淳一 — 作り手と笠間焼

Artist — 作り手

「作家」というより、「職人」でありたい

茨城・水戸を拠点に作陶する益子淳一(ましこ じゅんいち)さん。ご飯茶碗やマグカップなど、毎日使える普段づかいの器を中心に手がけています。個展よりも全国の器店での販売を主軸に、数多くの食卓へ届け続けてきました。ご本人いわく「自分では“作家”というより“職人”だと思っています」。その言葉どおり、飾りすぎない実直なものづくりが持ち味です。

益子 淳一

JUNICHI MASHIKO

1967年 茨城県水戸市に生まれる
1995年 笠間市・いそべ陶苑で修行。めん鉢大賞展 入選、茨城県窯業指導所 研修生修了
2000年 水戸市にて独立
2005年 笠間芸術の森 陶芸展「カサマソダチ」/第5回 益子陶芸展 入選

益子淳一さんからのメッセージ
「手頃な価格で、良い器をお手元に。素朴でありながら、どこかモダンな器をめざしています。伝統的な和食器というより、どこか無国籍で、どんな国の料理も受け止められたら、と願っています。」

Process — 粉引と鉄黒ができるまで

ひと窯、5時間の仕事

  1. ロクロ成形。土は、鉄分を含み扱いやすい笠間の粘土。

  2. 半乾燥した器を、鉄のカンナで一気呫成にしのぎ・面取り。削りのリズムが表情になります。

  3. 乾いたら液体白粘土(白化粧)を掛けて天日干し。粉引の白いベースをつくります。

  4. 素焼きで一度締めます。

  5. 粉引(白)は灰釉、黒は鉄黒釉を施釉。

  6. 1230℃まで、15時間かけて本焼き。ようやく一点が生まれます。

Origin — 笠間焼という土壌

個人作家がひしめく「作家の産地」

笠間焼は、江戸時代中期に始まった、関東でもっとも古い焼き物産地のひとつで、250年近い歴史があります。隣の栃木・益子とは、笠間で学んだ職人が益子へ渡ったことから「兄弟産地(かさましこ)」と呼ばれる関係にあります。

戦後、笠間市が「芸術の森」や陶芸団地を整えると、昭和後半以降、全国から作家が移住・開業。いまでは窯元が300軍以上あり、個人作家がとても多い「作家の産地」として知られています。決まった型に縛られない自由な気風のなかで、益子さんのような個性ある削りの器が育まれています。鉄分を含んで軽く仕上がる笠間の土は、口当たりがやわらかく、コーヒーもよりおいしく感じさせてくれます。

Care — 暮らしのなかで

長く付き合うための、小さなこつ

手仕事の器であり、粉引や鉄黒をまとった一点もの。少しだけ気にかけていただくと、より長く、美しくお使いいただけます。

使いはじめに(特に粉引)

粉引は水を含みやすいので、使う前に米のとぎ汁でやさしく煮る「目止め」を。シミや匂い移りを防げます。

洗うときは

やわらかいスポンジで手洗いを。しのぎ・面取りの凹凸はやさしく洗い、長時間の浸け置きや急な温度変化は避けてください。

育てる楽しみ

使ううちに色が深まり、粉引はやわらかな貫入の景色が育ちます。それも作家ものの器ならではの味わいです。

電子レンジなどは

作家ものの器は電子レンジ・食洗機・オーブンを避けるのが安心です。詳しくは各商品ページをご確認ください。

Lineup — 現在のラインナップ

益子淳一さんのうつわ

※ 一点ものにつき、写真と実際の色・削りの表情は一点ごとに異なります。粉引・鉄黒などの展開や在庫は変動します。売り切れの際はご容赦ください。

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