ティーポットから読みとる手がかり
英国の銀器には、どこで、だれが、いつ、どんな銀で作ったかを示す刻印が打たれています。まずは底や胴の刻印を見て、蓋にも同じ印があるかを確かめてみてください。蓋と本体の刻印がそろっていれば、もとから一組だった手がかりになります。
ハンドルの素材も手がかりになります。銀のほかに、熱を伝えにくい黒檀や骨を使ったものもあります。すり減ったところから銅の色がのぞくなら、純銀ではなくシルバープレート(銀メッキ)です。ホールマークについて
ヴィクトリア時代のイギリスで、紅茶は家族や客人と囲む日々の楽しみになりました。その時間を支えたのが、銀のティーポットやミルクジャグ、シュガーボウルです。
maltoでは、丈夫で日常に使いやすいシルバープレートを中心に、イギリスで買い付けたティーウェアを集めています。貝や花の打ち出し装飾がほどこされたヴィクトリアンのポットから、すっきりとした形のヴィンテージまで。黒ずんだら磨いて、また光を取り戻すのも銀器の楽しみです。1万円以上のお買い上げで送料無料。
54商品中48個を表示
ビーズ縁とエボニーが美しい、英国シルバープレートのアンティークティーポット
黒檀の持ち手とクロウアンドボールの脚、スタンド付きの銀のポット。
ポットとジャグに砂糖とミルク、彫りで揃えた四点。
舟形の胴に細い猫足、アカンサスを打ち出した三点。
マッピンアンドウェッブの三点、容量800mlの湯注ぎ付き。
黒いベークライトの持ち手、容量750mlの湯注ぎ。
英国の家庭で、毎日のお茶の時間を支えてきた銀のティーウェア。刻印や装飾の見かた、お手入れのことを、コラムから少しだけ。
英国の銀器には、どこで、だれが、いつ、どんな銀で作ったかを示す刻印が打たれています。まずは底や胴の刻印を見て、蓋にも同じ印があるかを確かめてみてください。蓋と本体の刻印がそろっていれば、もとから一組だった手がかりになります。
ハンドルの素材も手がかりになります。銀のほかに、熱を伝えにくい黒檀や骨を使ったものもあります。すり減ったところから銅の色がのぞくなら、純銀ではなくシルバープレート(銀メッキ)です。ホールマークについて
銀器の装飾には、いくつもの技法があります。薄い銀板を裏から叩いて模様を浮き上がらせるエンボス(ルプセとも呼ばれます)、表から打って模様の周りを沈めるチェイシング、斜めに刻んで光をはね返すブライトカット。
ヴィクトリア時代には、18世紀のロココ様式がよみがえり、草花や渦を巻く曲線をこれらの技法で組み合わせた、華やかなティーポットが多く作られました。

ここでは主にスターリングシルバー(純銀)について解説します。
銀のような貴金属は、完成したデザインが本来の価値をはるかにしのぐ場合もあるとはいえ、銀という素材に元々備わっている価値も査定の対象です。
危機の際には多くの製品が熔かされ硬貨にされてきました。 マークの入った銀製品は多いですが、価値を上げるために偽造または作り変えられることも多かったため、常に信頼できるとは限りません。
よってマークが真実を示しているか確かめ、マークなしの品をある程度特定する際に役立てる為、マーク以外でも注視する点を学ぶことが重要です。

ヴィクトリアン時代にロココ様式がリヴァイバルしたことにより誕生した、ヴィクトリアンロココ様式。自然主義的なモチーフと生き生きとした曲線の入り混じった装飾は、18世紀に流行したロココ様式に強い影響を受けながら、この後誕生するアールヌーヴォーの雰囲気も持ち合わせ魅力的なデザインのアンティークティーポットです。
この時代の銀食器の多くにはエンボス加工、エングレービング、チェイシング等様々な技術を組み合わせて装飾が施されています。

【エンボス(embossing)】
ルプッセとも呼ばれる技法で、銀の薄板を裏から叩いて深い凹みを付け、表側に文様を浮き立たせています。

【ブライト・カット・エングレーヴィング(bright cut engraving)】
銀器の表面をカットして模様をつける方法で、光を反射するファセットを作るため、斜めに角度をつけて切り込まれます。カット部分は磨きすぎると摩耗しやすいです。

【チェイシング(chasing)】
エンボスと逆側から施される技法。銀器の表面から打ち付けて、文様の周りの表面を凹ませることで高さを出して模様を付けます。この方法を用いると銀器の裏側ににじむような跡が残ります。

【エンジンターン模様(engine turning)】
機械式の旋盤を使って、複数の平行線(通常は曲線状)のカットを入れる技法。18世紀に広まり、主に嗅ぎタバコ入れや気付け薬入れといった小型のアイテムを装飾するのに用いられました。

【エナメル彩(enameling)】
粉末の色ガラスをペースト状にして金属の素地に塗り、熱して固着させる技法で、筆で絵付けすることも、溝や仕切りを設けてそこに流しいれることもできます。19世紀に再流行しました。

まずはマークをチェック!
英国製の銀器には通常4つのマークが入っています。それらのマークは、それぞれ個別の目的で入れられたもので「どこで、だれが、いつ、そしてどんな水準の銀を使用してつくられたか」を示しています。ホールマークに関してはこちらのページに記載しています。
【左上】シールドにラッパのマークがお馴染みのJAMES DEAKIN&SONS社。
【右下】三角のフラッグが目印のWalker&Hall社によるもの。年代によってはフラッグのマークがないものもあります。

リッドまたはカバー(蓋の部分)
その製品が2つ以上のパーツから出来ている場合(例えば蓋がある場合)、各パーツにホールマークが入っているかを確認すると、製品を特定するヒントが得られます。

装飾技術と様式
用いられた装飾モチーフと、その構成を観察しましょう。写真の物は自然主義的なモチーフと生き生きとした曲線の入り混じった装飾。18世紀に流行したロココ様式に強い影響を受けながら、この後誕生するアールヌーヴォーの雰囲気も持ち合わせ魅力的なデザインです。

ハンドル(把手)
ハンドルが付いている場合、その素材を確認しましょう。純銀かもしれないですし、木材、骨、象牙などを使用している場合もあります。把手の形や素材が製造年を見極める事の鍵になる事もあります。

接続箇所と合わせ目
鋳造された複数のコンポーネント(構成部品)でできていることを示す、表面の合わせ目を確認してみて下さい。もし表面が摩耗され、銅の輝きが見える場合は純銀ではなくシルバープレート(銀メッキ)です。
ご質問がございましたら、下記のフォームにご記入の上、送信してください。
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