アンティークガラスポット 砂糖入れ ガラス ロココ様式 フランス

デザインは、アカンサスの葉や貝殻モチーフが流れるように連なるロココ様式の華やかな装飾。18世紀ロココをお手本にしたロココ・リヴァイバル期の意匠（推測と）で、クラシカルでありながらどこか愛らしい雰囲気があります。

日本人の感覚では、なぜ砂糖入れがこれほど大きいのか不思議に思われるかもしれませんが、 19世紀フランスでは砂糖は非常に高価なものであり、多く所持している家庭は富裕層の象徴でした。 そのため、砂糖入れは大きいものほど好まれ、富の象徴として扱われていたのです。

本体は厚みのあるガラス製、蓋とハンドルは装飾性の高いメタルパーツで構成されています。 上部には植物モチーフのレリーフがびっしりと施されたメタルの蓋とハンドルが組み合わされ、優雅な曲線を描きながら持ち手までつながっています。

アンティークらしいくすみや小傷が育った落ち着いた風合いが楽しめます。製造年代は19世紀後半頃のフランス製と考えられます。

元々は砂糖壺として使われていたポットで、角砂糖やキャンディ、チョコレートを詰めてティータイムのお供に。キッチンではティーバッグやコーヒー豆、個包装のお菓子入れにも活躍します。蓋を外してポプリやドライフラワーを入れれば、香りも楽しめるインテリアオブジェに。コンディション良好です。

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