
フランスで1870年から1930年頃に流行した、自然をモチーフとした色彩鮮やかな皿、バルボティーヌ。こちらはデザート用の穴あきボウルです。
穴の開いたボウルと、同じデザインと受け皿とスプーンのセット。
一見ベリーボウルやサラダボウルのようですが、スプーンが付いていることを考えると、フェセルというデザート用の水分を多く含んだチーズを盛り付けるためのお皿の可能性も。 現代の食卓では水切り皿、コランダーとして活躍しそうです。
バルボティーヌという言葉は窯やブランド名ではなく泥漿(泥漿とは、鉱物や泥などが混ざっている液状の混合物)を意味するフランス語です。






そのルーツは16世紀まで遡り、ベルナール・パリッシーによる「田園風土器」が起源とされています。その古い土器に影響を受けたフランスの陶工、シャルル=ジャン・アヴィッソーが1860年頃に作り出したのが最初のバルボティーヌです。 これらの陶器は、時の王妃カトリーヌ・ド・メディシスなどの庇護のもとに生産され、貴族などの富裕層の間で珍重されました。
状態に関して、側面、特に受け皿の先端にチップがございます。 表面の傷もあまりなく、色抜けも少ないため、ヴィンテージ品としてはきれいな状態です。 製品そのものの品質として、多少の不整形や色汚れなどがある場合があります。 また、手作業で絵付け・色付けされていますので色むらや絵柄の乱れなどが ある場合があります。 写真にてご確認ください。
サイズ | ボウルw22cm d18.5cm h5.5 受け皿w22.3cm d19.3cm h3cm スプーン全長 21.4cm |
材 質 | フランス アンティーク |