
沖縄の伝統的な陶芸やちむん。やちむんとは沖縄の方言で焼き物を意味し、沖縄では古くから親しまれてきました。直径約15.5cm(5.5寸)の使い勝手の良い中皿です。
沖縄の人気のやちむん作家であり、読谷山焼北窯の師匠の一人でもある宮城正享さんが作陶した5.5寸皿です。リムに入った帯状のリズミカルな模様は飛び鉋と呼ばれるも装飾。ろくろを回しながらへらのような工具を押し当て模様をつけていく技法です。
特にこの蛇の目がないものは、数が少なく中々手に入れることのできないレアなものになります。厚く塗られた深みのある釉薬は独特な色合いで、土本来のざらっとした質感に大胆な模様が魅力的です。
登り窯で焼かれた北窯の器には「蛇の目」と呼ばれる特徴的な輪っかがお皿の中央部に付いているものがほとんどです。これは登り窯の中でお皿や碗を重ねて、効率よく焼くための伝統的な技法で、器どうしが重なる高台部分の釉薬が塗られていない箇所です。





- サイズ
φ15.5 h3cm
材 質
陶器※釉薬のたれ、貫入、ピンホール等は土物の特性として良品とみなしております。