19世紀フランスの華麗なドレススタイルを切り取った一枚 手彩色の鮮やかさが今も残る、フランスのモード史
こちらは 19世紀中期（1850〜1860年代頃）フランスで制作されたファッションリトグラフ（石版画） です。フランスの有名なモード誌 「Magasin des Demoiselles」 に掲載された一枚で、当時の貴婦人や少女のドレススタイルを華麗に描き出しています。
リトグラフの線描の上に一枚一枚丁寧に 手彩色（ハンドカラー） が施され、ドレスの繊細なレース模様や生地の重なり、リボンやアクセサリーの華やかさが鮮やかに表現されています。特に深いグリーンやブルーの発色が美しく、150年以上経た今もなお強い存在感を放ちます。
紙は当時特有の厚みある質感で、経年によるシミやヤケが見られるものの、それがかえってアンティークとしての深みを与えています。額装はおそらく20世紀前半のもので、落ち着いた木製フレームと生成りのマットが作品を引き立て、すぐに壁に飾っていただける状態です。
リビングや書斎、アトリエのインテリアとしてはもちろん、当時のファッション史や版画芸術の資料としても大変価値の高い一点です。
| サイズ | w26.3 d0.8 h35.6cm |
| 材 質 | 画面：紙（19世紀当時の版画用紙） 額装：木製フレーム＋ガラス＋紙マット フランス19世紀中期（1850〜1860年代頃） |
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