
19世紀イギリス、ウェールズ北部デンビーシャー州の都市 Wrexham(レクサム) を描いた美しい銅版画です。
1840年に銅版画技術によって製作された頃のアンティークリトグラフ。歴史と風格を纏った銅版画は、当時の技術と芸術性が融合した、貴重な歴史的資料です。
画家 H. Gastineau による原画を基に、版画家 W. Wathis によって精緻に彫版された作品で、当時の町並みや人々の暮らしを活き活きと伝えています。 グレースケールを主体にしながら一部に淡い彩色が施され、19世紀初頭の空気感を感じさせる趣ある仕上がりです。 黒縁の額装に収められ、裏面には解説や管理シールが残っています。壁掛けとしてはもちろん、棚やデスクに立てかけても絵になるアンティークの一点物です。
レクサムは古くから 羊毛や農産物の交易で栄えた市場町 であり、19世紀には炭鉱や鉄工業の発展とともに、北ウェールズ有数の中心都市として成長しました。マーケットの日には多くの露店や人々が集まり、賑わいを見せた様子がこの版画にも刻まれています。
フレームは内部のリトグラフと比べると新しい物ですが。それでも非常に古い品物ですので、小さな傷や汚れがあります。それもまたアンティークならではの風合いとしてお楽しみください。歴史を重ねたからこそ生まれる独特の魅力は、現代の複製画では決して味わうことができません。




| サイズ | 幅27cm × 高さ22cm × 厚み1.6cm |
| 材 質 | イギリス1840年 リトグラフ・ガラス・木・樹脂 |

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