1891年~1900年初期に作られたSPODE COPELAND(スポード コープランド)社の小さなお皿です。デザインはItalian Pattern(イタリアンパターン)と呼ばれる人気のパターン。
裏面には “COPELAND SPODE’S ITALIAN ENGLAND” のバックスタンプが確認でき、19世紀後半から20世紀初頭頃の作品と考えられます。古代遺跡や自然の風景をモチーフとした「イタリアンパターン」はスポードを代表するデザインで、世界中で愛され続けてきました。
紅茶のお供に焼き菓子をのせたり、アクセサリーや小物置きとして使うのもおすすめです。時代を超えて受け継がれてきた英国陶磁器の魅力を、ぜひ日常の中で感じてください。
【状態】
アンティークのため経年に伴う細かい傷やくすみはご了承下さいませ。 ヒビやカケはありません。さらに細かい点等、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
Spode Copeland(スポード コープランド)
コープランド社は、銅版転写技術の発明と実用化を成し遂げたカンパニーとしてその名を広めました。19世紀のイギリス陶器産業の世界的な成功に不可欠だった2つの重要な技術、陶器とボーンチャイナへの転写印刷を完成させます。
特殊な技術を要するとはいえ、同じパターンを大量に製作できるその技法は当時のヨーロッパに大きな衝撃を与えたのです。
1806年に皇太子ウェールズ (後のジョージ4世)から名誉が与えられてから、英国王室御用達の食器メーカーとして今でも王室に愛されています。
厚みのあるボーンチャイナ独特の白い肌が、絵柄の紺色に映えます
ハンドルにも小さな花が転写によって描かれて細部まで魅力的です
バックスタンプは1891~1960年代まで使用されていたものです
こちらは推定1950~60sのものと思われます