座面は少しゆったりとしていて、包まれつような抜群な座り心地なのでついウトウトと眠ってしまいそうなリラックスタイムが過ごせそう。深く腰掛けてゆったりと座ることができ椅子からは貫禄が感じられます。ボウバックとも呼ばれる背もたれから肘掛けに掛けて流れるような弓形ラインがかっこいいです。

スモーカーズチェアの歴史は古く、17世紀後半頃から製作されはじめ、当初は地方の地主階級民の邸宅で使用されていました。
肘掛けまで流れるようなラインやスティックの緩急が付いたシンプルな挽き物細工が素晴らしいです。
別名キャプテンズチェアとも呼ばれ、選ばれし者だけが座ることのできるチェアとも言われています。
到着時は建付け緩みがあったため、国内のアンティーク家具リペアの業者さんに依頼しリペアしましたのでこれからも長きに渡り安心してお使いいただけます。
スモーカーズチェアとは17世紀後半よりイギリスで製作され始めた椅子を指し、当初は地方の地主階級民の邸宅や食堂などで使用されていましたが、やがてホテルやオフィス、中流階級の一般家庭にも浸透していき、支持されるように。1720年代にはアメリカ合衆国へ渡り、簡素で実用的な椅子とし流行したそう。スモーカーズチェアが作られ始めた当初はガーデンチェアとして王侯貴族に使われていましたが、図書館などに使われるようになり、やがて庶民の家具として一般の住宅やオフィス、パブなどに使われるようになっていきました。
背もたれの綺麗な曲線
座面は座刳りと呼ばれるおしりの形の沿った掘り込みがあり座りやすい
塗料の剥離があります
古艶が心地よい
後ろ姿
しっかりとした作り
古い椅子のため汚れがあります