表面に施されたエナメル彩の白い花びらは、触れるとわずかに立体的な膨らみがあり、当時の職人が一筆ずつ丁寧に色を載せた息遣いが伝わってくるようです。ステムの部分に施された繊細なツイスト加工は、指先に心地よいリズムを与え、グラスを持ち上げる動作そのものを丁寧なものに変えてくれます。
Paolo Rossi (パオロ・ロッシ) は17世紀〜18世紀のヴェネチア共和国黄金時代の復刻と研鑽に重きを置いています。
ムラーノ島には、モダンで前衛的なデザインを追及する工房も多い中で、パオロ・ロッシは「誰が見てもヴェネチアングラスだとわかる」正統派の美しさを守り続けてきました。
目の醒めるような鮮やかな赤。これは、調合の段階で金を用いることで発色させる金赤(ルビーガラス)と呼ばれる伝統的な技法を彷彿とさせます。その上に施された豪華な24Kゴールドの彩飾と、立体的なエナメル装飾(ハイエナメル)は、イタリア・ベネチアのムラーノ島で古くから愛されてきたトレ・フオーリ(三回火入れ)という手間のかかる様式を汲んでいます。
1950年代から70年代にかけて、ヨーロッパの家庭で特別な日のための「おもてなしの器」として大切にされてきたこれらのグラスは、単なる食器を超えた、当時の職人たちの誇りと憧れの結晶です。
今回2点入荷しました。1点から販売しております。コンディション良好です。
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