アンティークディナーフォーク GERO　ALPACCA　シルバープレート オランダ 銀メッキ オーストリア

1730年代～1770年代（ハノーヴァー朝のはじまり）に流行したハノーヴァリアンという形状のハンドル。フランスの影響を受けており、ハンドルの先端が上側に反っているのが特徴。

クラシックな「ラティンパターン（Fiddle Pattern）」を基調としたデザインで、 19世紀後半の英国ヴィクトリア期にも流行したシンプルかつ気品あるスタイル。 持ち手の緩やかな曲線と、縁取りの二重のリムが手仕事の確かさを感じさせます。

表面には長い年月による擦れ、摩耗が見られます。小さな黒点があります。 柔らかな艶が生まれ、アンティークらしい落ち着いた表情をたたえています。

オランダの銀食器メーカーであるGero（ゲロ）社が製造した、Alpacca（アルパカ）と呼ばれる合金製のカトラリーシリーズです。 素材: 銅・亜鉛・ニッケルの合金で、「洋銀」や「ニッケルシルバー」とも呼ばれます。銀を含まないため、かつては「貧者の銀」や「ホテルシルバー」として普及しました。 Gero社は1912年に設立され、Alpaccaの刻印がある製品は主に1917年から1930年代頃に製造されました。 アール・デコ様式のデザインが多く、現在でもヴィンテージ品としてスプーンやフォーク、ティーセットなどが取引されています。