ドレープ型のシルエットが優雅なヴィクトリアンのティーサービスセットです。
コッパー(銅)の上に銀を塗布したシルバープレート製になります。ポットの蓋のツマミは牛の角を利用して作られております。
底面のウォーカー&ホール社の刻印からアーリーピリオドである1860~1900年に作られたドレープ型のシルエットのティーポットであることが読み取れます。
熟練の職人によるハンドエービング(手彫り)装飾が非常に繊細に彫られております。細かな点が織りなす素晴らしいデザインはこのビクトリアン時代が最後だったのではないかと思われるほどです。
ティーポット、ミルクジャグ、シュガーポットの3点セットになります。ティーポット内部を見ると一見錆のような色になっておりますが、確認したところ錆の付着はなく銅素材になります。水漏れはありませんでした。古いお品のため細かな傷や擦れはございますが、目立つヘコミやありませんでした。
【Walker&Hall】ウォーカー&ホール社は1845年に「ジョージ・ウォーカー」によりイギリスの工業都市シェフィールドにて設立された銀器メーカーです。
1853年に「ヘンリー・ホール」が加わり、ウォーカー&ホールとなりました。
高品質なシルバープレートを製造する事で有名となり、英国でも指折りの大手銀器メーカーの一つとしてビクトリア女王時代に王室御用達を受けています。
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表面に白銀を使用しているため空気や酸に触れると変色しますが、これは銀の特性で、さびではありません。次第に渋い色あいに変わっていく変化を味わいのひとつとお考えください。アンティーク品のため、使用による細かな傷や多少の汚れなどございます。