オールドノリタケは、日本の近代陶磁器の歴史を代表する存在であり、その美しい装飾と温かみのある質感は、現代でも多くの人々を魅了し続けています。
特に、B&Bプレートと呼ばれる可憐なデザインは、イギリスのものにも引けを取らない美しさを持ち、1900年代初期に製造されました。バラをモチーフにしたデザインは、イギリスのものとは異なる異国情緒を醸し出しています。オールドノリタケのアンティーク製品は、日々のティータイムを贅沢なひとときに変えてくれます。
裏面の刻印から
Noritake-マルキ印
メイドインジャパン
英国登録 ver14
薄いブルー 1911-20年頃に作られたものであることが読み取れます。
英国のものにも引けを取らない可憐なデザインが素敵なB&Bプレートは当時、日本からイギリスに輸出され使われていたMADE IN JAPANのノリタケのもの。色使いも華やかで高級感があります。
モチーフはイギリスでよくみられるバラを使用していますが、やはりイギリスのブランドのデザインとは違った異国情緒があります。
製造数が少なく、希少価値が高く
西洋のデザインと日本の伝統的なデザインが融合した独特の魅力、
手作りならではの温かみのある質感があるオールドノリタケの器です。
ノリタケの歴史は古く、商人だった森村 市左衛門は1889年にパリで開かれた万国博覧会で美しく絵付けされたヨーロッパのテーブルウェアに心を奪われ、日本でもこのような磁気を作りたいとい思いを抱いたそうです
オールドノリタケ(Noritake)は、現在では日本国内で結婚式の引き出物などに広く選ばれる有名な陶磁器ブランドです。しかし、あまり知られていない事実として、オールドノリタケはかつては洋食器の会社で、世界に陶磁器を輸出することを中心に活動していました。
明治37年(1904)、ノリタケカンパニーの前身となる「日本陶器合名会社」を設立し、現代の愛知県名古屋市に、近代的な設備を備えた大きな工場を作り創業を開始。試行錯誤しながら10年後にテーブルウェアの輸出を始め、アメリカでも好調な売れ行きを記録し世界中に知られるブランドへと成長していきました
明治時代に愛知で創業されたオールドノリタケは、最初は日本国内の市場を主要なターゲットとしていましたが、世界中で陶磁器の需要が高まることを見越して、世界市場にも陶磁器を供給し始めました。
家庭ごとにアメリカ向け、イギリス向けなどの刻印が存在し、これらの刻印がどのような意味を持つかが明らかになると、オールドノリタケの魅力がより理解されました。