1800年代初頭~1900年代初頭の間スコットランドの南西、Mauchline(モシュリンヌ)という小さな町で木工品作りが盛んに行われており、その工芸品はモシュリンヌウェアと呼ばれヨーロッパ各地で愛されていました。
材質はツヤのあるすずかけの木(オリーブなど)で作られたスコットランドの伝統工芸品です。
全盛期はフランスの観光地のお土産屋さんに多く並んだと云われていますが、スコットランド、イギリスはもちろんフランスやアメリカにも輸出していたということもあってそのデザインは実にさまざま。
今回入荷したものは、イングランドのノースヨークシャー州ハロゲートにある、ロイヤル・パンプルーム博物館の絵柄がプリントされています。記念品、もしくはお土産品だったのかもしれません。
ロイヤル・パンプルーム博物館の絵柄がプリントされています。
中はサテンの布地張り。経年の為ほつれていますが、古いアンティークであることがうかがえます。
鍵つき。
鍵は故障もなく、実際に使用出来ます。