お玉のような形で、ボウルの部分に穴が開いている特別なスプーン。凹凸によりいシェルをモチーフにしたフォルムも
優雅です。
フルーツやお菓子にお砂糖をふりかけるためのシュガーシフタースプーンなので柄のカーブが大きくなっています。
表面には様々な果物、葡萄、桃、梨や苺などの装飾がされております。
シュガーシフタースプーンとは日本では馴染みがありませんが、ヨーロッパでは食通の道具と呼ばれるほどその価値が認められているスプーンです。裏面の刻印からシェフィールドで生産されたものであることが分かります。
アンティークのため経年による細かな擦れ等ございます。
気候の厳しいヨーロッパでは現在のような甘味の強いフルーツを作ることは難しく、このスプーンの登場は必然だったといえます。
当時は砂糖も今のような細かい粉状ではなく、棒状に固められた状態が基本でした。それをメイドさんがすりつぶし粉状にしていたわけですが、粉の粒の大きさもまばらだったのでしょう。ですから卓上でシフタースプーンを使用しさらに細かい砂糖をふりかけていました。
【アンティークシルバーテーブルウェアのお手入れ方法】
銀器は手入れが難しいというイメージがありますが、実は毎日のように使っていれば、 特別な手入れは必要なく、使用した後は薄めた中性洗剤液と柔らかなスポンジで普通に洗えばOK。
ただ、たまにしか使わないものなどが黒ずんでしまった場合 は専用のシルバー磨き剤で磨いてください。
表面の酸化が原因なので磨けば綺麗になります。