ホワイトではなく柔らかな印象のアイボリー。色のバランスを考える必要がないので乗せる料理を選ばず使いやすい。
フランスの古いエタン皿にも見られる、花形リムのかたちが上品でかわいらしいプレートです。
底面のスタンプから1920~1960年代頃に製造されたとものと推測されます。
貫入やチップなど陶器ならではの表情が見られますが古いお皿の味わいとして楽しんで頂ける範囲内かと思います。
【Sarreguemines(サルグミンヌ)社】
サルグミンヌはでドイツとの国境に隣接する町サルグミンヌで1784年に創業された陶磁器メーカー。
その品質の素晴らしさからナポレオンも愛したといわれ、大きな会社へと急成長を遂げるも戦争を経て、サルグミンヌがフランス領からドイツ領となったことでサルグミンヌ窯は1879年にフランスのブルゴーニュ地方の小さな町ディゴワンへと窯を移すことになりました。
そこで当時すでに陶器の制作を行っていたDigoin(ディゴワン)と合併、その後は100年以上ディゴワン&サルグミンヌとして陶器の生産を続けていましたが2007年に廃業しています。
直径約32cm(実寸31.5)。
美しい花リム。
焼成前にできたキズのようなものがございます。
1920~1960年頃のもの。
経年のよごれがございます。