イギリスで1790年代後半に創業された、伝統ある陶器メーカー「MASON’Sメイソンズ」社のヴィンテージミルクジャグです。
こちらのお品はMandalay(マンダレイ)パターンで、プリントとハンドペイントで描かれたシノワズリ、ジャポニズムなデザインが素敵なひと品です。
底面にあるバックスタンプから1970年代に作られたことが分かりました。
表面の絵の発色も綺麗で縁のゴールドもしっかりと残っており、大変美品です。
18世紀のヨーロッパでは高価で壊れやすい中国からの輸入磁器に劣らず美しく、硬くて丈夫ということで日常に使う器として広く使われ、メイソンはイギリスで最も人気の高いブランドとなりました。
17世紀末から18世紀にヨーロッパでは日本や中国趣味の食器が大変流行し多く生産されました。
19世紀後半からは日本の美術工芸品が、西洋の美術、工芸、装飾などの幅広い分野に影響を与えた現象。ジャポニズムが始まりますが それまでは日本と中国の区別がなく、総じてシノワズリー(中国趣味)と呼ばれていたため、 こちらの商品も和の雰囲気を感じつつも、どこかチャイニーズオリエンタルの空気を持ち合わせています。