フォーク部分がスリムで長くケーキフォークやフルーツフォークとして使いやすいです。
先端のフォーク部分はシルバープレート。シェルの柄とフォークを繋ぐキャッチ部分はスターリングシルバー(純銀)となります。純銀は柔らかく変形しやすいため、このような仕様になったものと思われます。
光沢のある美しい乳白色のマザーオブパール(白蝶貝)はヴィクトリア時代に富を象徴する高級カトラリーとして人気がありました。
ホールマークはGHの刻印がありシェフィールドのHarrison Brothers & Howson(George Howson)のもの。Harrison Brothers & Howsonは1847年にThomas Sansom & sons をJames William Harrison、Henry Harrison、James William Howsonによって買収したことから始まります。
1876年にJames William Harrisonが引退すると息子のGeorge HawsonやHenry Harrisonの息子のFrancis William Harrisonが事業を引き継ぎます。
GHの刻印はGeorge Hawsonのイニシャルのため、この時代に作られたもの。またデート・レター(年代別に分けられたマーク)から1913年に作られたことが分かります。
刃にはハンドエーヴィングと呼ばれる小さな針で細かな模様を作る装飾がされています。
古いお品のためシルバープレートの刃に擦れや傷がございます。掲載お写真をご確認ください。
【アンティークシルバーテーブルウェアのお手入れ方法】
銀器は手入れが難しいというイメージがありますが、実は毎日のように使っていれば、 特別な手入れは必要なく、使用した後は薄めた中性洗剤液と柔らかなスポンジで普通に洗えばOK。
ただ、たまにしか使わないものなどが黒ずんでしまった場合 は専用のシルバー磨き剤で磨いてください。 表面の酸化が原因なので磨けば綺麗になります。