Royal Crown Derbyによる約200年前のお皿。花を模した輪花皿は東洋からの影響を感じられるシェイプです。
リム部分には古代エジプト時代から続き、神殿の柱などにも使用されている唐草文様の一つである、パルメットとロータスの文様が使用されています。
睡蓮は日が沈むと花びらを閉じるが太陽の光を受けると再び開花する性質があるので、
エジプト人はそれを復活・再生の象徴として、エジプトからメソポタミアへ伝わり聖樹とともに神聖な文様となりました。
200年以上前のお皿の為、全て手描きによる絵付けです。リムをぐるりと囲む唐草文とは対照的に、中心部には6束の花がトライアングルに配置されています。
お皿本体は非常に堅く薄く、古い陶磁器が持つ独特な質感が感じられます。
200年以上歴史のあるプレートのため、ペイントの擦れや小傷がございますが、ヒビやカケはみられず大変希少です。
長い経年を考えれば状態は良好と言えるかと思います。
Royal Crown Derby
ロイヤルクラウンダービーは、1750年イングランド・ダービー州で創業した、英国でもっとも歴史のある陶磁器ブランドのひとつです。
260年にわたり、英国王室を始めとする王候貴族に愛され、その確かな技術、高い品質、美しいデザインは、イギリスで格調高いライフスタイルの象徴とされてきました。
花のようなシェイプが可愛らしい印象。
古代エジプトから続くパルメットとロータスを合わせた唐草文様。
中心部は6つの花束が配置されています。
経年200年以上のためペイントの擦れや小傷がございます。
深さのあるうつわです。
表面には小傷が見られます。
バックスタンプ。1784〜1825年の間使用されていましたが、おそらく後期のものかと思います。
