イギリスのカトラリーとは異なる雰囲気を持つフランスのシルバープレート製アンティークカトラリーです。日本で使用する一般的なカトラリーよりやや大きめなサイズ感で存在感があります。美しいアカンサス装飾が施されています。
ホールマークの刻印は、ARMAND FRENAIS社のもの。こちらのA・Fと碇のマークは、1877~1927の間、フランスの特許マークの国家リストに掲載されていたようです。
刻印は、「A・FRENAIS BLANC・6 」「AF84」の二つ。
BLANCは真鍮を意味し、本体が真鍮製であること。6は恐らく製造年末尾の刻印と思われますので、1906年製造のカトラリーでしょうか。
84という数字は、長さ約 21 cm のスプーン (またはフォーク) 2 ダースを銀メッキするのに使用される銀の量をグラム単位で示しています。
アルマン・フレネ社は、パリのリシャール・ルノワール通り 65 番地に鋳造工場を構えていました。
古いお品のため、擦れ等ございますが、シルバーの剥離や腐食はなくまだまだ現役でこれからも長く使用できるコンディションです。
1本単位で販売しております。今回各12本ずつ買い付けることができました。
アンティークシルバーテーブルウェアのお手入れ方法銀器は手入れが難しいというイメージがありますが、実は毎日のように使っていれば、 特別な手入れは必要なく、使用した後は薄めた中性洗剤液と柔らかなスポンジで普通に洗えばOK。 ただ、たまにしか使わないものなどが黒ずんでしまった場合 は専用のシルバー磨き剤で磨いてください。 表面の酸化が原因なので磨けば綺麗になります。